血糖値が高くなる理由は、炭水化物であるご飯やパン、うどんなどをたくさん食べてしまうと高くなりやすいです。
他には、甘い食べ物やカロリーの高い食べ物も血糖値が高くなる原因です。
ケーキやお菓子などを食べ過ぎるとその危険性が増すということですね。
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血糖値の高い時間・タイミング
血糖値は食事と大きく関係があります。食後1時間位は誰でも血糖値が高くなります。1日3食を規則正しく食べる、1日に必要な食事量を3回に分けます。その為には1回の食事量をバランスよく取ることが大事になりま ...
食事の時間や間隔でも血糖値に影響がある
また、食事の時間が不規則であることも血糖値が上がる原因と考えられています。
血糖値を下げるためのインスリンというものがあるのですが、不規則な食生活をすることによって、インスリンの分泌量が減ってしまうからです。
最初に書いた甘いものや炭水化物などをたくさん食べるとインスリンが大量に使われてしまうため、血糖値を下げるために使う分がなくなってしまい、血糖値が上がってしまうのです。
またお腹いっぱい食べてしまうと、一気に血糖値が上がりますので、インスリンの消費も激しくなります。それによって、インスリンの出が悪くなっていき血糖値の増加へとつながります。
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100前後だった血糖値が600に上昇した原因と危険性
血糖をコントロールできるのは、膵臓から出されるインスリンのおかげ。食事や間食などで血糖が上がっても、きちんとインスリンが分泌され、その作用により私たちは血糖を正常値に下げることができます。 血糖値60 ...
ストレスでも血糖値は上がる
あとは、ストレスも原因と考えられています。
血糖値が高い原因となるホルモンがストレスにより増加してしまうからです。
そして、ストレスがある状態ですとインスリンがきちんと出てこないのです。
インスリンが出ないということは、血糖値を下げることができないことにつながりますので、より血糖値が上がってしまうという悪循環になってしまいます。
これらの原因の対策をきちんと行って血糖値の上昇をおさえたいですね。
血糖値が高いリスクと問題
血糖値が高い状態が続くと糖尿病を発症します。
糖尿病の恐ろしさは、その病気自体よりも合併症を併発することにあります。
糖尿病自体は、体が痛いとか苦しいとかの自覚症状はないのですが、それが逆に悪化させていく原因にもなります。
血糖値は、赤血球中のヘモグロビンの糖と結合する割合を示すHba1c値とあわせて管理する必要があります。
目標としたい数値は、食後血糖値が120未満、HbA1Cは6%未満です。この数値を超えてしまうと、糖尿病になるリスクがかなり高くなると考えられます。
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HbA1c(ヘモグロビンA1c)をラクに下げる方法は1つ
・健康診断でヘモグロビンA1cが急激に上昇していた。 ・HbA1cが5.8って、もしかして糖尿病? ・何年も高いまま、何が問題? ・少しでも楽に下げる方法を知りたい! こんな悩みがあるなら読んでみてく ...
糖尿病の三大合併症には、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害があげられます。
糖尿病性網膜症は、血糖値の高い状態が長く続くほど発症率も高くなり、放っておくと失明することもあります。失明の原因となる病気としては常に上位を占めます。
糖尿病性腎症は、血清クレアチニンの濃度が高くなることにより、腎不全を併発して最終的には人工透析が不可欠な状態になってしまいます。
糖尿病性神経障害は、ソルビトールという物質が神経細胞に蓄積することにより、末梢神経にダメージを与え、手足にしびれやまひをひきおこします。
いずれも、血糖値やHbA1cの高い状態が継続されることにより発症するので、血糖値が高いということは、最終的にはこういった恐ろしい病気にかかるリスクが非常に高いことをしめすのです。