糖尿病を治療していく時は血糖値の上昇を抑えるためにGI値を基準にする事が多いです。
欧米などではGL値を基準にして治療を行っています。
どちらを基準にすればいいのかは賛否両論ですが、どのような違いがあるのか分からない人も少なくないでしょう。
そこでGI値とGL値の違いについて見ていく事にしましょう
GL値は食品の糖質量を加えている
GI値は食事をした後の血糖値の上昇度を表した数値なので糖尿病の治療する時も基準にします。
しかしGI値が低い食品でも食べ過ぎてしまうと血糖値が上昇してしまうので食品の糖質量も重要なポイントになってきます。
それでGI値に食品の糖質量を加えているGL値を基準にして糖尿病を治療していくようになってきています。
GL値を基準にすると食べ方をコントロールする事が出来る
GI値が低い食品でも食べ過ぎてしまうと血糖値が上昇してしまうので糖尿病になるリスクも高くなってしまいます。
しかし食品の糖質量も加えているGL値を基準にすると食べ方をコントロールする事が出来るようになります。
それで糖尿病になるリスクを軽減していく事が出来ます。
食品によってGI値とGL値の高さが違う
炭水化物の量が多いのはご飯、パン、麺などが挙げられます。
GI値だとパンが高くなっている事が多いですが、GL値だとパンよりご飯や麺の方が高くなっているので食品によって値の高さが違います。
GL値の低い食べ物
ダイエットをする時に日本では血糖値の上がり具合で数値を表しているGI値を基準に考えますが、欧米では食べ物に含まれている炭水化物の量をGI値と掛け合わせて数値を表しているGL値を基準にしています。
GL値を基準にした方が血糖値が上昇するのを抑える効果が高いとも言われていて日本も変えていく必要があります。
そこで効率よくGL値の低い食べ物を挙げていく事にしましょう。
・ヨーグルト
ヨーグルトは発酵食品の代表的な食べ物で腸内環境を整える効果が期待出来る事で有名ですが、GL値も低くなっています。
食べ過ぎてしまうとお腹が緩くなって下痢をしてしまう事がありますが、適量を食べるようにすれば効率良く血糖値の上昇を抑える事が出来ます。
朝食の時に食べる習慣をつけておくといいでしょう。
・キャベツ
キャベツは野菜料理に入っている代表的な食べ物で一年中食べる事も多いでしょう。
GL値も低くなっていて特に生野菜の状態で食べるようにすると効率良く血糖値の上昇を抑える事が出来ます。
またキャベツをよく噛んで食べると腹持ちが良くなるので食べ過ぎを防ぐ事も出来ます。
・枝豆
枝豆はイソフラボンが豊富に含まれている事で知られていますが、GL値も低くなっていて効率良く血糖値の上昇を抑える事が出来ます。お酒を飲む時に血糖値が上がってしまう事が多いのでおつまみを枝豆にすると効果的です。