人間は食事をし始めるとすぐに血糖が上がり始めます。またその血糖を下げるためにインスリンも分泌され始めます。そのためそのインスリンの働きで、糖尿病でない人の場合は、食事の1時間後が血糖値のピークとなりその後徐々に下がっていくのです。
糖尿病患者は食後血糖値が下がりにくい
しかし糖尿病の人の場合、インスリン自体が不足していたり、インスリンの作用が悪かったりすることもあるので、なかなか血糖値が下がらないこともあるのです。この場合は、食後1時間後の血糖よりも、食後2時間後の血糖が高くなることがあるのです。
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糖質制限で血糖値に変化があることも
また食事の中には炭水化物やタンパク質、脂質などの成分がありますが、その成分のひとつひとつが血糖値に影響します。炭水化物は急激に血糖を上昇させますし、タンパク質や脂質はそのピークが遅れるのです。そのため糖質制限などを行うと、食事の成分の変化がおこり、血糖が安定しないこともあるのです。
食後血糖値のピークが遅いことの対策
ここまでを総合してみると、糖尿病の人は、自分の食生活を振り返り、バランスの良い食事の内容にすることが大切ということ。またインスリンの作用により血糖値が下がりにくい場合は、検査をして糖尿病が進んでいないかどうか、薬が適正であるかどうかを医師に判断してもらうことが大切です。
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